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ゴルフ 中学、高校の強化指定選手にプロが実技指導

ゴルフ 中学、高校の強化指定選手にプロが実技指導

 県内ゴルフの育成年代強化を図ろうと、中学、高校の強化指定選手に対して鈴木規夫プロが城島高原ゴルフクラブで実技指導を行っている。鈴木プロは、「体の使い方一つでスコアが伸びるのがゴルフ。そして、その体に指令を出すのは頭。普段の生活から考え方や動き方を意識すること」と、これまでの経験から学んだことを伝える。

 

 取材した日は、フィジカルトレーナーの二串幸之助さんの指導で、各選手の身体特性に合ったランニングで柔軟性を高め、スイングの基礎固めを行った。二串さんは、「ゴルフの動きを良くするためには、体の動きを見直す必要がある。フィジカルは土台づくりだが、ゴルフをイメージして体を動かすことが重要」と、正しい体の使い方などを説明した。

 

指導に力が入る鈴木規夫プロ

 

 大分高校ゴルフ部の石井大聖(2年)は「知らないことが多く、ゴルフに対する取り組みや考え方が変わった」と話す。腕の振り方を意識するようになってからはドライバーの飛距離が伸び、270ヤードをコンスタントに飛ばせるようになった。3月の全国高校ゴルフ選手権春季大会に向けて、確かな手応えを感じている。

 

 プロの指導により、大きな刺激を受けていると話すのは大分高校ゴルフ部の奥田創志コーチ。「自分が何をすればいいのか練習から考えるようになった。プロならではの視点で指導を受け、試合前の過ごし方や気持ちの持って行き方など意識が高くなった」

 

 鈴木プロは、「中学、高校の年代から意識を高く持つことが必要。イマジネーションの高い人がトッププロになれる。指導を受けている選手はみんな、その可能性がある」と指導に力が入る。実技指導を中心とした強化練習、強化講習会が今後も続く。

 

ランニングなどフィジカル強化を図る

 

 

(黒木ゆか)