スター候補生インタビュー 競輪 田中月菜(日本競輪選手養成所)「7月のプロデビューを目指す」

2020/01/12
  • HEADLINE

 藤蔭高校バスケットボール部では2年生の頃から中心メンバーとして活躍した田中月菜。3年時には司令塔として4年ぶりの全国高校総体(インターハイ)出場に貢献した。小学生の頃からバスケットボール一筋だった彼女の現在のステージは競輪。昨年3月に藤蔭高校を卒業し、同年4月から日本競輪選手養成所(静岡県)で学びながら、今年のプロデビューを目指して奮闘している。

 

 

Q:バスケットボールから競輪へ。意外な転向ですが、きっかけは?

 中学の頃、父親のつながりで今も現役で活躍されている競輪選手の方と知り合いました。それまでは全く知らない世界だったのですが、競輪という職業があるということに驚き、おもしろそうだなと思ったのがきっかけです。中学3年の頃には競輪選手になるという目標を持っていました。高校2年の時にその競輪選手のご厚意で競輪場のバンクを走らせていただく機会があり、とても楽しかったんです。この経験が競輪選手になりたいという思いをさらに強くしました。両親に思いを打ち明けたときは驚いていましたが「自分のやりたいことをとことん極めてほしい」と背中を押してくれました。

 

Q:日本競輪選手養成所ではどんな毎日を過ごしていますか?

 基本的に月曜日から土曜日まで毎日午前6時に起床して点呼から始まり、清掃、朝食、学科、走行トレーニングなどを行う生活をしています。私は高校まで自転車競技の経験がないので人一倍練習しないといけないと思って、毎朝4時半に起きて自主練をしています。学科では自転車整備やメンタルトレーニングなどの授業、取材対応の仕方など学ぶことがたくさんあります。全寮制で規則も厳しく、生活リズムをつかむまでは少し苦労しましたが、毎日新しいことの連続で楽しいです。女子の同期は21人いて、18歳から36歳と年齢も幅広く、みなさんと協力しながら充実した毎日を過ごしています。

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ