大分東明高校アーチェリー部 日本一の座へ返り咲くため心鍛える

2018/02/15
  • クラブ・部活訪問

 昨年9月の県高校新人大会で団体優勝した大分東明アーチェリー部。個人70mの部で1位の後藤宏和(2年)、2位宇佐友希(2年)、3位平塚大賀(2年)となり、30mの部では1位河野零央(1年)、2位工藤幸紀(1年)と表彰台をほぼ独占した。女子も山本菜月七(2年)が個人70mの部で優勝を手にした。

 

 グラウンドの片隅で行われるアーチェリー部の練習は過酷だ。冬はとにかく寒い。静のスポーツであるため体は温まらず、選手たちは凍える手で重い弓を引き、矢を放つ。夏はうだるような暑さと戦う。井本眞澄監督は「チームの一番の武器は真面目さと素直さ。過酷な練習に耐え、陰日向なく頑張る姿勢が成果につながった」と選手たちを評価する。

 

 アーチェリーには、プレッシャーに負けない強い“心”、的を正確に狙う“技”、筋力や体幹を鍛えぶれることのない“体”、全てが必要とされるが、井本監督が特に重視しているのが“心”である。昨年10月の九州大会を振り返り「上位に行ける可能性は十分にあったが心が乱れ、“練習通り”にできなかった。勝つためにはどんな状況下でも平常心でいられる強い心を育てなければならない」と課題を口にする。心の鍛錬は、チームにとって常に向き合わなければならない問題といえる。

 

全国高校総体で2度の優勝を誇る名門

 

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