ラストバトル〜3年生、最後の戦い〜 高校野球 好打者・仲崚真(大分舞鶴3年)、悲願の甲子園にあと一歩及ばず 

2021/07/28
  • 高校野球

 1年の秋から主軸となり、昨年は4番を任された。河室聖司監督は「チーム一の強打者。長打が打て、広角に鋭い打球を飛ばせる。何より得点圏打率が高く、勝負強い」と絶大な信頼を寄せた。新チームになってからは「少しでも早く打席に立たせた」と3番として起用。指揮官の大きな期待に応え、今大会は14打数7安打6打点と大当たりだったが、決勝ではチームを勝利に導くことができなかった。

 

 試合後に一通りのセレモニーが終わり、明豊ベンチに向かい帽子を脱いで一礼する仲の姿があった。「幼い頃から甲子園を目指したがかなわなかった。僕の高校野球は明豊に負けて終わったと胸を張って言えるように、明豊には日本一になってほしい」と思いを託した。あと一歩届かなかった夢舞台だが、夏の大会で二度の準優勝は誇れる結果だ。「舞鶴での野球を選んだことは間違いではなかった」との思いを胸に、次のステージとなる大学野球で新たな挑戦に挑む。

最後の夏は準優勝に終わった

 

 

(柚野真也)

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