目指せセンバツ① 投打でソツなし、明豊が九州王者を狙う

2020/10/29
  • 高校野球

 投手陣は右の京本真(2年)、左の太田虎次朗(2年)の2枚看板が抜群の安定感を見せている。身長187㌢から投げ下ろす京本は角度のある変化球とストレートのバランスが良く、打者に向かっていく気持ちも強い。また、バッターボックスに立った打者と相対したときに感じ取る観察眼も優れ、自らの意思で配球を組み立て、打ち取るすべを持つ。京本は「打てるものなら打ってみろと思って投げている」と強気のピッチングでマウンドに立つ。一方の太田は冷静沈着。「ポーカーフェースで左右関係なく三振が取れる」と川崎監督。多彩な変化球で今夏の甲子園交流戦に出場した。大舞台に強い強心臓で九州の好打者を手玉に取るはず。

 

 県予選が終わってからは、調整より成長を促した。「秋は一日一日伸びる時期。もっと上手くなりたいという向上心が必要」と積み上げた練習の成果とチーム内の競争で安定した野球ができるようになった。今年のチームは投手に力があり、先制点を取れば勝ちパターンに持ち込める。「ビッグイニングを作られることはないので、先制、中押し、ダメ押しでリードを許さず勝ち切りたい」(川崎監督)。

 

大会優勝を狙う明豊

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ