大分舞鶴高校 花園への通過点

2018/05/21
  • 高校総体

県高校総体直前特集 ラグビー#04 大分舞鶴高校

 

 県高校新人大会で優勝し、全九州高校ラグビー新人大会に臨んだ大分舞鶴は、1回戦で鹿児島工業に快勝。2回戦で強豪・東福岡と対戦した。結果だけ見れば、7-46の敗戦。しかし、後半途中までワントライ差をキープした。堀尾大輔監督は「思った以上に対等に試合ができるという手応えを感じた。何が課題なのか鮮明に分かった」と語る。

 

 その課題をクリアする場が、目前の試合の一つひとつ。もちろん、冬の花園(全国高校ラグビー大会)を見据えた通過点である。県高校総体を控え、タックルひとつ、アタックひとつに対して実戦をイメージしながら、丁寧な練習が行われていた。

 

 強く、長くなった初夏の日差しに負けないくらい、堀尾監督の指導は熱い。キャプテンの佐々木康成(3年)は、その熱血指導ぶりから「絶対に花園のベスト8以上に連れて行くという気持ちが伝わってくる。糧になっている」と語る。

 

 選手層は厚く、試合の突破口を開ける佐々木、ゲーム展開を操る副キャプテンの松島聡(3年)をはじめ全員が注目選手といえるほど。松島は、成重颯人(3年)とともに2018TIDユースキャンプ西日本トレセンのメンバーに抜擢され、高校日本代表候補に選出される可能性も秘めている。

 

 冷静でそつのない試合展開になるのか、闘志むき出しで暴れまわるのか。どちらにしても、今年も王者の戦いぶりが楽しみだ。

目前の試合の一つひとつに全力で挑む

 

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