県高校総体前特集 バレーボール男子(1)別府鶴見丘 勝利は「憧れ」か、それとも「覚悟」か 【大分県】
2025/05/12
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県高校総体の組み合わせが決まったバレーボール。男子は31日から3日間の熱戦が繰り広げられ、夏の王者を決める。シード校に変わりはなく、大分南が頭一つ抜けているがシード校も力を付けている。第1回はかつての強豪・別府鶴見丘。3年生の意識改革が、復活の鍵を握る。
ここ数年は優勝から遠ざかっている別府鶴見丘。4強入りは果たしているものの、トップを争う大分南や大分工業との差はまだ大きい。4月に開催された全九州バレーボール総合選手権大会県予選(九総予選)でも、準決勝で大分南、3位決定戦で鶴崎工業に敗れ、本戦出場を逃した。
優勝候補筆頭だった時代を知っているだけに、舞裕太監督の焦燥感は強い。「(九総予選の)大分南戦は大敗と言わざるを得ない。全てのプレーで向こうが上。実力の差を痛感した。新チームになってレシーブとブロックを重点的に鍛えてきたが、その成果を全く発揮できなかった。県高校総体では優勝を目指すが、今、選手たちにとって優勝は憧れになりつつある。これでは勝てない」と厳しい言葉を紡ぐ。
優勝を「憧れ」ではなく、「やり遂げるもの」にするために、チーム力の底上げ、課題の克服を行うと共に、特に3年生に意識改革を促している。
チームを引っ張るキャプテンの一宮斗真