県高校総体前特集 バスケットボール男子(5) 悔しさバネに再興目指す大分舞鶴 【大分県】

2023/05/14
  • 高校総体

 先発メンバーは3年生となるが、1、2年生の成長によってチーム内で競争心が芽生えていることも、チーム全体の成長へとつながっている。キャプテンの林孟(3年)は、「チームの精神的な支えになる存在」と池田監督が言うように、練習では監督の代弁者として、試合ではコミュニケーションの中心となってチームをけん引する。188cmの清水陽生(同)、190cmの中西海里(同)の高さも武器だが、2人の高さをもっても別府溝部学園や柳ケ浦の留学生相手には厳しい戦いを強いられる。「全員が1試合の得点目標を持って試合に挑んでいる。どこからでも狙える練習に励んでいる」と清水。相手チームの特徴をしっかりと捉え、どう勝ち上がっていくかを見極める対応力で挑む。

 

 結果が出ずに悔しい試合が続いたが、気持ちを切り替えて県総体に向けて全力を注ぐ。負ける悔しさを知る選手たちの伸びしろは無限大で、「これまでの結果を発奮材料にしていく」と池田監督。リベンジに向けて、まずは王座奪還で反撃ののろしを上げる覚悟だ。

 

全員バスケを目指す

 

 

(黒木ゆか) 

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