夏の主役たちvol.10 剣道男子 揺るぎない決意を持ち、悲願の日本一を目指す明豊
2021/08/04
- 高校総体
コロナ禍において、敵は対戦する相手選手だけではない。感染症対策を徹底している剣道競技はマスクとマウスシールドを併用するため、剣道において重要な、気迫を伝える発声がしづらい。打ち込んだ後の鍔(つば)ぜり合いも禁止されるなど、戦い方の変更を余儀なくされた選手も多いという。
しかし悲壮感はない。「みな条件は同じ。勢いに乗り、それぞれのポジションが役割を果たせば勝てる。それだけのことはやってきた。特に3年生にとっては、これまでの集大成となる。譲れない試合として力を尽くしてほしい」と岩本総監督。宮ノ内も「これまでの試合でわかった、自分たちに足りない技術を磨いてきた。あとは自分たちを信じて、戦うのみ。昨年(新型コロナウイルスの影響で)出場できなかった先輩たちの思いを背負って戦いたい」と揺るぎない決意を語った。悲願の日本一へ向け、全員が全力を尽くす。
全国高校総体の剣道は8月9日から、石川県金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで開催される。
全国高校総体では日本一を目指す
(甲斐理恵)