県高校総体 ソフトボール女子 実力通りに力を発揮した大分西が3大会ぶりの優勝

2021/06/17
  • 高校総体

 3試合連続で先発の伊達朝香(3年)と捕手の米村萌花(同)は、中学の頃からバッテリーを組み気心が知れている。米村が「これまでで一番思いが通じ合った試合だった。冷静に配球を組み立てることができた」と言えば、伊達は「信じていたので迷うことなく投げることができた」と会心の勝利を喜んだ。

 

 二人は卒業すれば、それぞれの道に進む。負ければその時点でバッテリーは解散だった。5回が終わった時点で継投も考えられたが、1試合でも1回でも長くプレーしたいとの思いは強く、伊達は「最後まで投げたい」と監督に直訴。米村は「もう1点も与えない」と、この試合で調子の良かった変化球を多く配球に組み込み、得点を与えなかった。

 

 3大会ぶりの優勝を飾り、全国行きの切符を手にした二人は「まだ一緒にソフトができる。九州大会はベスト4、インターハイ(全国高校総体)はベスト16以上を目指したい」と声を合わせ、目標を口にした。

 

 

中学の頃からバッテリーを組む米村萌花(左)と伊達朝香(右)

 

 

(柚野真也)

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