県高校総体 柔道女子団体 苦しみながらも頂点にたどり着いた大分西
2021/05/31
- 高校総体
試合が始まる前は緊張で震えが止まらなかったという二宮だが、堺田の気迫の勝利に「私が勝負を決める」と奮い立った。真っ向勝負の姿勢を崩さず、攻めの柔道を貫いた。「こういう場面では気持ちが強い方が勝つ」と残り2秒で得意の内股を決めて、決着をつけた。戦い終えた二宮の目は潤んでいた。「今度は4人で全国に行ける」と仲間を思い、うれしい報告ができることを喜んだ。
「先輩がつないだ連覇を絶やすわけにはいかない」と毎日のように言い続けた阿部栄一郎監督は、「やはり3年生はやるときにはやる。実力以上のものが出たが、一戦一戦勝ち切る力があることも証明した」と評価した。
残り2秒で内股を決めた二宮冴羽
(柚野真也)