#スポーツのチカラ 県高校総体 バスケットボール女子 悔しさからスタートする中津北
2020/08/19
- 高校総体
無理をさせないという判断もあったが、「先輩たちがつないできた優勝旗を戦わずして手放せない」との選手の意向を尊重し、出場を決めた。出場するからには優勝を狙ったが、本調子には遠かった。大会後、大津留監督は「相手の努力を認めた上で、自分たちに足りない部分もわかった。もう一度この夏の練習で強化して、ウインターカップに備えたい」と、次の目標に向けてさらに強い中津北の復活を目指すと誓った。
エースでキャプテンの木下菜月(3年)は本来の力を発揮できず自分を責めたが、スコアラーとしての役割は十分に担った。チームとしても歴代のチームディフェンスの力強さに及ばなかったが、最後まで全員で戦い抜いた。勝者の誇りと自信を胸に進むのもいい。しかし、悔しさから踏み出す道のりも悪くはない。勝負の世界の厳しさを知った選手たちは、確実にこの悔しさを力にしてさらに強くなるはずだ。
次はチャレンジャーとしてタイトル奪還を狙う木下菜月
(黒木ゆか)