テニス男子 大分舞鶴、ベスト8で姿消す 全国高校総体2019

2019/08/06
  • 高校総体

令和元年度全国高校総体体育大会テニス競技

8月3日 男子団体 準々決勝 

KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園庭球場

大分舞鶴1-2柳川(福岡)

 

 ライバル柳川と準々決勝で対戦した大分舞鶴は4時間近くの熱戦となった。「苦手意識はあったが最初から気合が入っていた。まずは自分たちが勝ってプレッシャーをかけようと思った」とキャプテンの稲田康太郎(3年)。ペアを組む其田怜(3年)とダブルスに出場し、最初のブレークポイントを得て幸先よく第1セットを先取する。稲田が「相手の戦術に対応できた」と振り返ったように、2人同時にサービスダッシュする相手に対し、足もとへの返球や相手の後方へ放物線を描くロブを使って圧力をかわす。第2セットを奪い返されたが、「流れはもう一度くると思って粘り強く戦った」(其田)。嫌な流れを引き戻し、ダブルスを制した。

 

 シングルス1に出場した野田成佑(3年)、シングルス2の太田翔(2年)もダブルスの勝利に続こうと奮闘。唯一の2年生として出場した太田は、「3年生にとって最後の大会。これまでの大会に比べて背負うものが違った」。太田にとって緩急と駆け引きが生命線だが、「気持ちだけが空回りして自分のプレーができなかった」。ストレート負けが決まったときに、隣のコートで苦戦する野田に全てを託した。

 

 ダブルスで勝利した稲田・其田(左)ペア

 

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