全国高校バスケ選手権男子県予選 チーム全体の底上げ実り別府溝部学園が連覇

2019/11/01
  • 冬の全国大会

 また、プレースタイルの特徴として「高さ」が注目され続けてきたが、外角からのシュート成功率も上がり、全員バスケのスタイルが確立できた。これにはウインターカップ、全国高校総体(インターハイ)と、初の全国大会を二度経験したことが大きい。「インターハイでなぜ負けたのか。インターハイでできなかったことを成功させて勝て」と末宗監督は試合前、選手たちにこう話したという。全国でそれぞれが痛感したシュート精度の課題を克服するために、毎日積み重ねてきた練習の成果が実ったといえるだろう。

 

 キャプテンの永留圭大(3年)は、「普段から試合を想定して練習してきた結果が出せた。ベンチも含めて全員が全力を出せたと思う」と2連覇の喜びを話した。勝負どころで3点シュートを決めた久保倉拓哉(3年)は「自分たち3年が積極的にという気持ちでプレーした。昨年のウインターカップは出場機会がなく悔しかったので、その思いをぶつけて戦いたい」と全国での活躍を誓った。

 

 照準をウインターカップに合わせてきた彼らにとって二度目の挑戦。目標はベスト8以上。メインコートで試合をするという夢を実現するために、一丸となって全国の強豪校に挑む。

 

2年連続ウインターカップ出場を決めた別府溝部学園

 

(黒木ゆか)

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