ヴェルスパ大分 シーズン総括 臨機応変な戦い方できぬまま終戦 【大分県】

2024/11/26
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 最終戦をスコアレスドローで終えた後、山橋監督は「自分たちのスタイルは確立できたが、1年を通した中で結果を出せなかった。勝ち切るためには一歩も二歩も壁を乗り越えて行かなければいけない」と評した。今季は12度の引き分けが示す通り、勝てる試合を逃げ切れず、簡単に失点を許し、思うように勝ち点を積み重ねることができなかった。

 

 また、戦い方に柔軟性が足りなかったのも事実だろう。チーム戦術のベースであるボール保持と前線からの守備が機能しない状況において、個々がどのように対応していくのかが明確ではなかった。「対戦相手に研究された。守備を固めてカウンターを仕掛けるチームや、中盤を飛ばしてロングボールを蹴ってくるチームなど、自分たちのスタイルを出しにくい試合が増えた。ただ、そんな状況でも、システム変更や選手交代で勝つ手段を明確にしなければいけなかった」と山橋監督。

 どんなタイプの相手でも戦える「臨機応変さ」が来季の課題だといえる。

 

 

4年間、チームを指揮した山橋貴史監督

 

 

(柚野真也)

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