ヴェルスパ 新主将・篠原宏仁、中軸を担い大奮闘
2021/03/07
- ヴェルスパ大分
ボールの動きに合わせて守備のポジショニングを修正するため、体力の消耗は激しい。「ボランチはゲームをつくるのが役割。監督やコーチから、味方を気持ちよくプレーさせるようにと言われている。それは今後も意識したい」。発する言葉からキャプテンとしての自覚がにじむ。2018年大分加入後に須藤前監督に才能を見いだされ、レギュラーを確保した。躍動感あふれる守備と正確なつなぎのパス。持ち味を生かしたプレーの数々が効いていた。ただ、昨季は途中出場が多く、「チームは結果が出て優勝したが、僕はそこまで貢献できたかといえばそうではない。だから今季は全試合フル出場が目標」と今季への思いは強い。
開幕戦を1週間後に控え、期待と不安が入り混じる。「1月に始動してからあっという間だった。今季は追われる立場となるがチャレンジャーと思っている。昨季は(新型コロナウイルスの影響で)リーグ戦が半分だったので、本当のチャンピオンになるためには優勝するしかない」。背負うものは大きいが、篠原はきっとピッチ内外で自身にできること、そのすべてを披露してくれるに違いない。
全試合フル出場が目標
(柚野真也)