大分三好ヴァイセアドラー 石垣公也 誰からも信頼される主将に
- 大分三好ヴァイセアドラー
―昨季を振り返ってほしいのですが、どんなシーズンでしたか?
「4年連続でプレミア昇格を逃しました。チャレンジリーグ1では優勝はしましたが、同じチームに3敗してしまった。今季はチームの底上げが課題であり、調子が悪くても崩れることなく勝てるチームにならなければいけないと思います」
―チャレンジリーグ1では勝って当たり前という雰囲気がありますがプレッシャーは?
「簡単に勝てる相手はいないので大変ですが、チームへの期待の現れだと思っています。今年は新たな目標として基礎から応用のシーズンと位置づけているので、いろんなことにチャレンジしたいです」
―応用とは具体的には?
「プレミアリーグのチームは高さとパワーが格段に上です。そのチームに勝つためには基礎能力を上げるのはもちろんですが、プラスアルファの力が必要となります。例えばスパイクでは、毎回テンポを変えてブロックのリズムを崩すこと。相手のブロックを見て(スパイクを)当てる場所を決めるとか、常に状況判断をしながら、それに対応できる力をつけなければいけない。これまでと同じことをしていては勝てないので、相手が嫌がるプレーをチームでできるようにならなければいけない」
―個人的には、どのようなプレーで勝利に貢献したいですか?
「僕は何かひとつ飛び抜けた武器があるわけではない。みんなが思い切ってプレーできるように支えたい。そのためには無駄なミスをなくしたいです」
―ではヴァイセアドラーの勝ちパターンを教えてください。
「サーブで相手を崩し、ブロックとレシーブでチャンスをつくる。どこからでも仕掛けることができる攻撃がウチの持ち味です」
―今季の目標は?
「チームとしてはチャレンジリーグ1での優勝、そして天皇杯や国体でプレミアリーグのチームに勝つことです。個人としては常にコートに立ち続けること。そのためには安定したプレーを続けたいです」
―今季はユニフォームの背番号の下にキャプテンマークのアンダーバーが入りますね。理想のキャプテン像はありますか?
「アンダーバー付きのユニフォームを着ることも含め、すべてが初めてのことなんで楽しみです。弱音を吐かず、チームのことを第一に考えてシーズンを過ごしたい。そうすれば自ずと結果が出るし、キャプテンらしさも備わるのかなと思っています。声を出してグイグイ引っ張るタイプではないので行動で示すことができればと思います」
―暑い日が続きますが体調管理で気を付けていることは?
「よく食べてよく寝る。医療関係者として自己管理は当たり前ですし、そこはおろそかにはできません(笑)」
―最後に『オー!エス! OITA SPORTS』の読者に向けてメッセージをお願いします。
「まずは国体のブロック予選が新チームの初めての公式戦となります。そこでしっかりオー!エス!に取り上げてもらえるような活躍をします!」
(柚野真也)