三好ヴァイセアドラー まずは1勝。ミスを減らし、攻撃的姿勢を取り戻せ
2021/01/14
- 大分三好ヴァイセアドラー
この頃から選手選考の基準が、得点になったスパイクの割合を示す「スパイク決定率」から、得点できたスパイク数から失点につながったスパイク数を引いて全スパイク数で割った「スパイク効果率」を重視するようになった。小川監督は「多く得点しても失点が多ければ意味がない。ミスをしない、ブロックを食らわない効果率を優先するようになってミスから崩れることが少なくなった」と明かす。実際にスパイク効果率を優先することでフルセットまで持ち込む試合が増えた。
失点は決して少なくはないが、単純なミスからの失点は減った。ルーキーを含む20代半ばの選手が経験を積み、チーム全体としてVリーグ1部のレベルに慣れてきているはずだ。もともと「攻撃」がベースのチームである。守備面の強化でまずは安定感をもたらし、効果的なサーブで崩し、強気な姿勢で攻め切るスタイルを取り戻したい。今は選手たちも自信をなくしている時期だろう。だからこそ、一つの勝利が大きな意味を持つ。何はともあれ、まずは1勝。連敗の中でも手応えを感じる試合もあった。迷いなく戦い続ければ、必ず道は開けてくるはずだ。
効果率アップを掲げる
(柚野真也)