ヴァイセアドラー 強気の生え抜きセッター藤岡諒馬がワンランク上のチームへ導く

2020/03/23
  • 大分三好ヴァイセアドラー

 対戦相手には日本代表級の選手がそろい、得点王争いに名を連ねる外国人選手がいる。チームとしても戦力に大きな差はあるが、「ウチのサイド攻撃は他チームに比べても差はない」と対等に戦える場所を見つけ、トスを散らし突破口を見出す。勝負どころで精度が上がる強豪に対し、サーブやレシーブなど個人の技術不足があらわになっても、「体力、メンタルを含めた強さを磨けばいい。追いつけない差ではない」と強気だ。

 

 今季は勝てない試合は多かったが、フルセットまで持つこむ試合は昨季以上に増えた。リーグ終盤戦にはサーブで崩し、粘りの守備から切り返すなど、遅まきながら目指すスタイルの一端を出せたことは光明だろう。藤岡が「課題はクイックなどセンターの組み立て」と話すように、ここが強化できればチームの持ち味であるサイド攻撃が活性化し、多彩な攻撃ができる。「連勝できるようなチームになれば勢いが増す。みんなの力を引き出すのが自分の役割だと思っている」と藤岡は力を込めた。

 

「トップリーグでも十分戦える」と手応えを語った

 

 

(柚野真也)

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