大分トリニータ 強烈な個、組織で制す リーグ王者を下しタイトルに王手

2021/12/14
  • 大分トリニータ

 「選手は疲労している中、戦う姿勢を持ってくれた。相手の方がうまさがあり、個で打開されることもあったが、高木を中心に粘り強く守ってくれた」と片野坂知宏監督。今季リーグ戦で不本意な試合が続き、J2降格の憂き目にあったチームが、リーグ王者を撃破。華より実を取るたくましさを120分間全うし、大一番で「個対組織」のバトルを制してみせた。

 

 殊勲の高木は「僕たちには失うものは何もないし、決勝という素晴らしい舞台で戦うチャンスを得ることができた。思う存分力を発揮したい。来季はJ2で戦うが、ここで優勝することができれば確実にチームの未来につながっていくので、なんとしてでも勝ちたい」と話した。神経を研ぎ澄ませ、忍耐強く戦い続ける。それがJ1復帰への筋道であると、全ての選手が把握している。

 

写真は全て大分フットボールクラブの提供

 

ビッグセーブを連発した高木駿

 

 

(柚野真也)

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