大分トリニータ 残り11試合、残留に向けて逃げ腰のサッカーはしない!
2021/09/09
- 大分トリニータ
5試合の失点の傾向はほぼ同じで、DFのミスかクロスボールだ。カウンターからの失点は少なく、いずれも人数がそろいながらも失点している。攻めに傾き過ぎた反動は少ないため、その点で引いて守備をしても改善されるとは思えない。片野坂監督は「今のチーム状況や対戦相手とのバランスを考えて、前線でいい形でボールを奪えば得点のチャンスが生まれる」と、リスクを負ってでも前線から守備をして、ショートカウンターで得点を狙う戦い方を選択している。
「やり方は監督が決めることだが、(結果は出ていないが)いい感触はある」(高木)と選手に迷いはない。大分の強みは何かと考えると、個の力で打開するのではなく、チームとしての助け合いや連動性でカバーできる部分にある。これから先は残留へのプレッシャーが大きくなる中で、片野坂監督は「目の前の試合にアグレッシブにトライしてほしい」と選手に伝え、今季のスローガンである一致団結を強調した。
「失点を減らすことが勝利につながる」と語った高木駿
写真は全て大分フットボールクラブの提供
(柚野真也)