B-リングス 多くの期待を背負い船出 大分に野球がある幸せを届けたい

2021/03/30
  • 大分B―リングス

 岡部を援護したい打線は、二回、八回のチャンスに1点ずつ加えたが、ビッグイニングをつくることができなかった。キャプテンの新井勝也は「予想通り接戦になったが、あと一本が出なかった」と悔やんだ。県内初のプロ野球球団に約1000人の観客が集まり、大きな手拍子で選手を後押しした。新井は「観客がいる中で野球ができてうれしい。モチベーションが上がるし、いいプレーができたのは声援のおかげ」とチームの思いを代弁した。

 

 黒星スタートとなった大分B-リングスだが、シーズンは始まったばかり。広田監督が「選手とともに成長してチーム一丸となって、勝利と大分に野球がある幸せを届けたい」と話し、新井は「気持ちを切り替えて次の試合に臨みたい。ぜひスタジアムに足を運んでほしい」と呼び掛けた。開幕戦は緊張から硬くなった選手がいたが、それだけ重圧を感じてプレーしていたということ。その経験は選手を育てる。大分のスポーツに新たなプロチームが増えたことを心から喜びたい。

 

試合後にファンに手を振る新井勝也

 

 

(柚野真也)

 

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