悔し涙を糧に全国の頂点を目指す 大分南高校書道部 【大分県】

2023/06/07

 昨年は最大の目標である「書の甲子園」での全国優勝に、わずかに届かなかった。部長を務める大神は「まだまだ基礎力が足りなかった。今年こそは5年ぶりの全国優勝を果たし、先生に恩返しがしたい」と表情を引き締めた。大会後に鹿苑教諭から「よく頑張った。誰がなんと言おうとみんなで最高の夏を過ごせた」と言葉を受け、大粒の涙があふれたという。その悔しさを胸に、今年もまた全員で挑む覚悟だ。

 

 現在、部員は約20人。学年問わずに仲が良く、ポジティブ思考な部員が多い。「賞を目指すことはもちろん、どんな時も全員で冷静に考え乗り越えていきたい」と大神。抜群のチームワークと日々重ねてきた実力で、目指すは全国舞台の頂点だ。

 

大分トリニータの試合ではチームに激励の書を届けた

 

 

(塩月なつみ) 

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