マネージャー戦記 部員ファースト 大分上野丘サッカー部
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部員を優先、それが心得
Q:実際にマネージャーになって大変だったこと、楽しかったことは?
岡崎 先輩マネージャーが6月の県総体で引退してからは大変でした。でも私たちは3人で手分けしてできることを、一人でずっとしていたんだと思うと大変だなんて言えなかった。それに苦労より楽しいことばかりでした。部員みんなと仲良くなれた。マネージャーをしていなかったら関われない人が多かったと思うし、サッカー部に入って、みんなと会えたことは最高です。
岩尾 萌々と同じで大変なことより楽しかった。最近のうれしかったことは、5月の中津遠征で洗濯をしにコインランドリーに行くときに、3年生がみんなで一緒に行ってくれたこと。コンビニに行くついでだったんだろうけど、いつも優しく接してくれます。
松島 上野丘サッカー部の伝統というか、先輩たちも人間的に尊敬できる人ばかりだったし、マネージャーは選手をサポートする立場なんだけど、いっぱい支えてもらいました。
Q:マネージャーとして大切にしていることは?
岡崎 部員を優先すること。先輩から言われたことなのですが、今もその言葉が芯となっています。人のために何かすることなんて普通に生活していたらあまりないですが、部活を通して周りを見て行動することを学びました。
岩尾 私も同じです。先輩に「マネージャーは陰で支える存在で、表に出るものではない」と言われ、その通りだと思いました。島畑欣史監督からは伝えることの大切さを学びました。選手には気づいたことは伝えろと言われ、すごく練習している何人かの選手に「最近、頑張っているね」って言ったら、練習が明るくなって、声が出るようになった。マネージャーは言葉の力も必要だと思いました。
松島 二人と同じです。別に比べるわけではないですけど、他の部のマネージャー、他校のマネージャーに負けたくないとは思います。選手にとって最高のサポートができるマネージャーになりたいと今も思っています。
「できるだけ長くみんなと部活をしたい」と話した岩尾果歩