天皇杯・皇后杯全日本バスケ 女子は藤蔭高校が県代表の座を射止める
2018/07/22
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全国高校総体の出場を決めている藤蔭高校。「この大会は当初、全国に向けた調整のつもりで出場したが、大会当日の朝にせっかく戦うならやっぱり本気で勝ちに行こうと選手たちに伝えた」と芦川尚子監督。同じ高校生との試合とは違い、経験値やテクニックが上回る社会人選手を相手に、ピンチの場面でも平常心を保ち、冷静な判断ができるように成長していることが実感できたと振り返る。また、これまでの戦いではキャプテンの西田恵菜(3年)がチームの柱として際立っていたが、ガードの田中月菜(3年)の相手を翻弄(ほんろう)するパス回しやフォワードの重信幸海(3年)の鋭いカットインからのシュートなど、各選手がそれぞれ自分の役割をきっちりと果たした。
「エースだけに頼るのではなく、全員がオールラウンダーとして活躍してくれることを期待したい。試合ごとに注目選手が替わるようなチームになってくれるとうれしい」という芦川監督の思いを選手が一丸となって体現し、チーム全体のレベルアップを見せてくれた試合となった。次の目標は全国高校総体での勝利。常に進化し続ける彼女たちは、全国でも最高の笑顔を見せてくれることだろう。
試合を組み立てた田中月菜
(黒木ゆか)