優勝した大分商業高校 野心は確信とともに大きくなる
2018/07/16
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社会人、大学生、高校生の23チームが大分県代表の座を懸けて争った天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会大分県ラウンド。決勝戦は7月8日に大分商業高校体育館で行われ、大分商業が臼杵を2-0のストレートで下した。
県高校総体が終わり、2年生がチームの中心を担う高校が多い中、決勝に駒を進めた大分商業と臼杵は、主力の3年生が残りメンバーはほぼ同じだった。ただ、期末考査が終わった直後の両校は、コンディションにばらつきがあったのは否めない。臼杵の辻郁徳監督は「この大会は夏休みを前に課題を見つける大会」と言い、大分商業の森栄一郎監督も「県高校総体が終わり、再スタートを切ったばかり。この大会に関しては、今までやって来たことの余力で戦うようなもの」と話したが、「負けたくはない」と本音がぽつり。
藪谷理咲(3年)と後藤菜摘(3年)の“左利きのライト”を擁し、エースの岡部さくら(3年)と役者がそろう大分商業は、序盤からペースを握り、リードを許すことなく2セットを取った。スパイカーの気持ちを乗せるテンポの良いトスワークが光ったセッターの日高奈都美(3年)も殊勲者のひとり。「それぞれの良いところを引き出そうと連係を心掛けた」と相手ブロックに的を絞らせない多彩なコンビネーションでスパイクの決定率を高めた。
得意とするライト攻撃が勝利を呼び込んだ