九州高校女子ソフトボール選手権 大分西 己に勝ち、勝利をつかめ 【大分県】

2025/05/22
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 そんな中、チームをけん引するキャプテン高木彩世(3年)は、今のチームを「スピード感があって、元気のあるチーム」と表現する。守備から流れをつくり、機動力を生かして1点ずつ積み重ねていくのが持ち味だ。しかしこれまでの試合では、その切り替えがうまくいかず、チャンスを逃し、逆に追加点を奪われる場面もあった。「自分たちの流れを自分たちでつくっていきたい。3点以上取り、失点ゼロで抑えたい」。キャプテンの言葉には、勝利への覚悟と、県高校総体に懸ける思いがにじむ。

 

 浜口監督は「戦力は整っている。本来の戦いができれば負けることはない」と言い切る。だがその前に立ちはだかるのは、対戦相手ではなく己だ。例年、技術面よりもミスによる自滅が敗因となってきた。チームスローガン「己に勝つ」に込められた思いは、まさにこの壁を乗り越えるという決意である。

 

 3年生にとって最後となる県総体。過去の悔しさを糧に、自分たちの力で勝利をつかみ取るという戦いが始まる。「自分たちらしさ」を発揮するときが来た。

 

県総体に向けて「己に勝つ」と誓った

 

 

(柚野真也)

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