県スポーツ少年団駅伝交流大会 男子 豊後高田陸上クラブが連覇達成 【大分県】
2025/02/17
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三上監督が描いたのは、1、2区で他チームを突き放し、そのまま逃げ切る戦略だった。そして、そのシナリオは完璧に実行された。3区を走ったキャプテンの平田碧(6年)は、スタート前に仲間たち一人一人の肩をポンとたたき、「頑張ろう」と声をかけた。その言葉はチームメートに安心感を与え、レースに集中するための大きな支えとなった。平田はレース後、「昨年優勝して、今年は女子チームも優勝したのでプレッシャーはあったが、全員が最高の走りをしてくれた。練習の成果が出た」と満面の笑みを浮かべた。
走り終えた選手たちの顔には、これまでの努力が実を結んだ喜びと、やり遂げた達成感がにじんでいた。全力を尽くしたことで得られた充実感は、仲間とともに過ごした日々の厳しい練習を思い出させるものだった。6年生のほとんどは卒業後も、中学で陸上を続けるという。
チームに一体感をもたらしたキャプテンの平田碧
(柚野真也)