県高校新人大会 サッカー 4強決定!
2018/01/26
- HEADLINE
優勝候補の筆頭と目される大分西は、全国高校サッカー選手権大会に出場した選手がチームの中核を担っている。ただ、新チーム始動が今年に入ってからだったこともあり、これまでの貯金でやりくりしているのが現状。首藤啓文監督が「3年生がいなくなり2年生に自覚が生まれたが、これまで攻守の仕組みを作っていたのは3年生。新チームとなり誰がどのポジションに適しているのか見定める時間もなかった」と話すように、試合をしながらチューニングしている。それでも全国の舞台で戦った経験は大きな自信となっている。守備を統率する首藤誠也(2年)は、「全国の強豪校と真剣勝負をして、自分たちの足りない部分も明確になった。一つひとつのプレーの精度にこだわるようになった」と話す。
大分上野丘との試合は相手のロングボールに苦しんだが、パスをつなぎゴールを目指す“西高スタイル”は変わらなかった。チーム全体で同じ絵を描くには至っていないが、2、3人のパス交換から決定機を作った。前半に決めた後藤健也(1年)の1点を守り抜き試合を終えた。
準決勝のカードは、大分西-大分工業、柳ケ浦-中津東に決定。流麗なパスワークを持つ大分西、運動量とコンビネーションの大分工業、攻撃力が自慢の柳ケ浦、堅守の中津東。カラーの異なる4チームはいずれも実力を備えており、熱戦は必至だろう。準決勝に勝った2チームは九州高校U-17大会の出場権を得る。大会は予選からリーグ戦となり、「九州の強豪校と最低でも3試合できるのは大きな経験になる」(大分工業・友成義朗監督)。
県高校新人大会の準決勝は27日、決勝は28日。両日とも大分スポーツ公園サッカー場Aコートで行われる。
優勝候補の大分西イレブン
(柚野真也)