ボクシング 父子鷹で日本一を目指す赤峰仁(大東中2年) 【大分県】
2024/02/21
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優しく穏やかな赤峰のボクシングスタイルは、しっかり間合いを取り、慎重に試合を組み立てる。ジムの赤峰大士会長は「おとなしい性格なので向いてないと思っていたが、ボクシングが好きで練習熱心。強くなる子は真面目に練習する。仁は言われたこと以上の練習をする。場数を踏んで(試合では)前に出る意識を高めればブレイクする雰囲気はある」と期待する。
選考会では、1ラウンドで渾身(こんしん)の右ストレートが決まり、ダウンをとった。慎重な性格が出てしまい、勢いそのままに一気に試合を終わらせることができなかったが、しっかり試合を組み立てて勝利した。全国に向けて父子で対戦相手の動画を見て、分析する日々は続く。先週初めて父子でスパーリングをした。誠さんは「あと1年もしたら負ける。強くなった」と息子の成長に目を細める。赤峰は「前に出るボクシングをしたい。ジャブとフックのコンビネーションに磨きをかけ、父に成長した姿を見せたい」と語った。
「全国大会で自分の立ち位置を確認したい」と語った赤峰仁
(柚野真也)