卓球九州高校新人大会団体戦 明豊男子が優勝、明豊女子は準優勝
2017/12/19
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卓球の九州高校新人大会が17日、別府市のべっぷアリーナで行われ、男子団体で明豊が4年ぶり5回目の優勝を果たした。女子団体では明豊が準優勝し、ともに3月の全国高校選抜大会に出場する。
明豊男子は、大会前に藤本賢司総監督が「ウチと希望が丘(福岡)との一騎打ちになると思う」と話したことが的中した。予選リーグ1位の4チームが総当たりで競う決勝リーグでは、希望が丘との2連勝同士の対戦を制し、明豊が地元に錦を飾った。全勝優勝はチームが新しい段階に入ったことを物語る。
希望が丘との一戦でも、ボールを早く捉え、相手に考える時間、反応する時間を与えない“高速卓球”で勝負した。明豊スタイルを体現するキャプテンの近藤蓮(2年)がシングルスと、中学の頃からコンビを組む渡辺龍介(1年)とのダブルスとで2勝し、勝利に導いた。藤本総監督は「勝負強さがついたが、まだまだ全国で勝つためには練習が必要」と勝って兜の緒を締めた。
明豊女子は、「予選リーグで1位となり、全国大会の出場権を得てプレッシャーから解放された。決勝リーグは楽な試合は一つもなかったが、今の自分たちの力を出せたと思う」と松本香織監督。前評判は決して高くはなかったが、対応力が光った。データの少ない相手に対し、試合の中でボールの変化、相手の癖を見抜き、勇気を持って勝負した。優勝した希望が丘には1セットも取れずに敗れたが、キャプテンの髙橋花(2年)は「県新人大会が終わって取り組んだことはできた。基本戦術を高める必要があるが収穫と課題が明確になった」と振り返る。さらに個々の技術を磨いて全国大会に乗り込む。
集中力と対応力が光った髙橋
(柚野真也)