ボクシング ワンパンチで日本一を狙う中路剛瑠(王子中3年) 【大分県】
2023/08/25
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西日本チャンピオンになるまでは週3回の練習だったが、今はジムに通わない日は体力をつけるために走り、家で筋力トレーニングを課す。母・ひとみさんは「試合に出るようになって顔つきが変わった。勝ちたい気持ちが強くなったのだと思う」と息子の変化を感じた。大会に向けて中路は、強烈な右ストレートと左フックのコンビネーションを武器に、リングに上がることを楽しみにしている。「やれることはやった。初めての全国大会となるが緊張せず、大振りにならずに自分のスタイルを出したい」
赤峰会長は「パンチが当たればチャンスはある。全ては経験。高校でもボクシングを続けると聞いているので、会場の雰囲気や緊張感を楽しんでほしい」と送り出す。ひとみさんも現地で応援する。リングに上がる前の息子にはこう声をかけるつもりだ。「何かを感じ取って帰ってほしい。今この時しかない経験をしてほしい」。期待を背負い、中路はジム初となる日本一の栄冠を目指す。
「ここまで来たら日本一を狙いたい」と語る
(柚野真也)