グッドルーザー バレーボール女子 ノーシードから勝ち上がり、絶対王者に一矢報いた大分商業 【大分県】
2022/11/23
- HEADLINE
今大会は「復活」を掲げ、準々決勝で大分西、準決勝で宿敵・国東、共にストレート勝利で決勝に進出した。決勝では東龍から2014年以来、8年ぶりにセットを先取すると、チームには「このままいける!」という空気が流れた。第2セットも高さとパワーで圧倒する東龍の強打を拾い続けたが、「東龍は強かった」と黒佐。徐々に点差が開き、相手の勢いに圧倒される場面が増えた。「レシーブで粘って拾うバレーはできたが、最後は集中力が切れて、ボールが落ちた」(黒佐)。勢いを取り戻した相手から流れを引き戻すことができず逆転負け。試合後に悔し涙を流したが、大きな手応えも感じていた。
黒佐は「来年以降も東龍を倒すチャンスはある。1セット取れたことは良かったが、本当の目標は東龍に勝つこと。まだ一歩足りなかったのは何なのかを後輩には追求してほしい」と話し、松田は「高さはレシーブ力でカバーできた。攻めの戦術を磨けば対等に戦えると思う」と、決勝の舞台を経験した下級生に打倒・東龍の思いを託した。
粘り強いレシーブが際立った大分商業
(柚野真也)