グッドルーザー バスケットボール女子 アシスタントコーチとしてチームを支えた徳田椿咲(中津北3年) 【大分県】
2022/11/11
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中津北入学後もリハビリを続け、復帰を目指したが思うような回復が見込めなかった。「あの頃は毎日泣いた」と徳田。バスケットボールができない現実を受け入れるのに時間はかかったが、徐々に「プレーできなくてもバスケに関わることはできる」とアシスタントコーチの道を目指すようになった。監督の補佐として練習メニューを考え、選手にアドバイスをする。練習試合では審判をしたり、スコアブックをつけたり、「マルチな活躍でチームを支えてくれた」(大津留礎監督)。徳田自身、これまでと違った視点でバスケットボールを楽しむことができるようになった。
昨年のウインターカップ県予選に負けて新チームがスタートすると、監督や選手の間に入ってチームの方向性を話し合った。「チーム内でいろいろとぶつかることもあったけど、そのたびに成長して強くなった」と実感できることがうれしかった。「3年生がとても明るいチーム。最後まで自分たちらしくバスケを楽しみながら頑張ってほしい」と、大会前は遅くまで居残り練習に付き合うこともあった。最後の大会は思い描く結果に至らなかったが、「バスケットボールを通じてみんなと過ごした1年間はとても楽しかった」と選手に感謝の言葉を伝えた。
充実した3年間を送ったと語った徳田椿咲
(柚野真也)