3年生、夏物語2022 vol.9 アーチェリー 競技と学業を両立し、常にベストを尽くす高尾太輝(大分東明3年)
2022/09/08
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高尾は過程を重視し、点数が全てではないと考えている。フォームが崩れた状態では点数が良くても、納得できなかった。自分の理想とするフォームで狙った得点を出すことに成長の喜びを感じていた。
3年生になると、これまでに感じたことのないプレッシャーもあり、思うように弓を引けない時期が続いた。今年3月に自己ベストを更新してから、記録が伸びなかった。さらに今夏の全国高校総体前には体調不良でコンディションが戻らず、「大事な本番で力を出せなかった」と不完全燃焼で終えた。
9月の国体九州ブロック大会は本調子ではなかったが、悪いなりに結果を残したのは成長の証。栃木国体は「これまで支えてくれた両親や指導者に恩返ししたい」と強い覚悟で臨む。そして、大会後は志望する国立大学の受験に向けて猛勉強に励む。競技と両立してきた学業にも手を抜くことはない。高尾の挑戦はまだまだ続く。
競技も学業も手を抜きたくないと語った
(柚野真也)