大分ラグビースクール 勝ちたい思いが3年連続全国大会出場へ導く
2021/12/18
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50年以上の歴史と伝統を持つ大分ラグビースクールの5、6年生が九州・沖縄8県24チームが出場したトライドリームカップを勝ち抜き、来年1月29日から横浜で開催される全国大会ヒーローズカップへの出場を決めた。3年連続の快挙となる。
メンバーは6年生14人、5年生2人。ヒーローズカップにかける思いは強い。藤高珠樹チーフコーチは「今の6年生が3年生の時に、最初のミーティングでヒーローズカップに出場したいと言い出した。ヒーローズカップを知っていたことも、そこを目標にしていることにも驚いた」と当時を振り返る。そこからヒーローズカップを目指し、ひたむきに練習に取り組んできた。
クラブのモットーは“ラグビーを楽しむこと”だが、練習は真剣そのもの。グラウンドでは頻繁に指導陣の叱咤(しった)の声が響く。しかし子どもたちは一歩も引くことはない。懸命に食らいつく姿からは「もっとうまくなりたい」「勝ちたい」そんな強い思いが伝わってくる。「一生懸命練習するからこそ、楽しさや達成感を味わえる。子どもたちもそれをよく理解している」。良くない部分は遠慮なく叱り、褒めるべきことは全力で褒める―。藤高チーフコーチら指導陣は子どもたちと本音で向き合いながら揺るぎない信頼関係を築いてきた。だからこそ厳しい言葉も真っすぐに子どもたちに届く。
練習から真剣勝負