3年生、夏物語 vol.11 ボート男子 日田高が勝ち取った、最後の夏にキラリと輝くメダル
2021/09/11
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「今までで一番緊張したけど、メダルを取るという明確な目標があったので落ち着けた」(黒木)。決勝は最初から飛ばす。古閑の掛け声に、平川が大きなストロークでリズムを取り、他の3人がタイミングを合わせる。小川監督は「艇を止めることなく滑るように進んだ」と勝利を確信した。他艇が終盤勝負に持ち込んだが、最後は気合い。「途中まで意識はあったが、最後はがむしゃらにこいだ」(黒木)。
大会が終わり、新学期がスタート。国体が中止となり、高校で競技を終える者は引退し、この先も続ける者は今も練習に参加する。古閑は「メダルを取って終えることができて幸せ。メダルを見るとじわりじわりと込み上げるものがある」とうれしそうに語った。
前列左から高倉、古閑、後列左から平川、井上、黒木
(柚野真也)