桜丘相撲クラブ 山口紗奈・結奈 双子の姉妹で支え合う相撲ガールの絆

2017/08/31
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 8月に岐阜県で行われた「全日本女子相撲郡上大会」では、中学生個人の軽量級部門で妹の結奈が頂点に立ち、姉の紗奈は準優勝だった。2人はこれまでにも多くの大会で表彰台に上がり、今回のように決勝戦での姉妹対決も珍しくない。共に上位進出を目指すチームメイトであり、ライバルでもある姉妹に関係性を尋ねると、「どんなときでも勝敗はつくし、悔しいこともあるけど、私たちの場合はどちらが勝っても2人でつかんだ1位。でも1人が負けたら、私が絶対にやってやる!という気持ちでいつも戦っています」。なんとも双子らしい答えが返ってきた。片方が負けてしまうと、なぜか自分まで調子を崩す。そんなこともあるというから驚きだ。

 

 大会では、どちらかの試合がある度に出場する方の背中を叩き、気合を注入している。そして土俵へ送り出すときの言葉は「決勝で会おう!」。2人にしか分からない、姉妹の深い絆がある。

 目指す階級での大会出場権を得るため、減量などの体重管理に苦労したこともあった。稽古でも日々壁にぶつかることはある。それでも取材の最後に姉妹は、「相撲が大好きです!」と笑顔で語ってくれた。姉妹の活躍をこれからも応援したい。

 

土俵に立つとこれまでのあどけない表情から一転。力士の表情になる

 

相撲を始める前は柔道をしており、その経験が今に生きているという

 

(塩月菜央)

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