年男インタビュー 長谷川雄志(大分トリニータ)「チームに欠かせない存在になる」
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Q:練習中や練習後に小林裕紀選手と話す場面をよく見ました。どんなことを話していたのですか。
裕紀くんが気づいたこと、感じたことをアドバイスしてくれるんです。裕紀くんが夏に加入して、僕のサッカー感は劇的に変わりました。一緒にボランチを組むようになって、細かいポジショニング、体の向きなどを意識すると見える景色が一気に変わったんです。相手の体の向きがどれだけこっちに向いているか、絞っているか。相手がどこを見て、どのくらいのスピードで向かっているのか。それは大分に来てからコーチから言われていたことなんですが、裕紀くんと一緒にプレーするようになってスーッと体にしみ込んだという感じでした。あの人はボランチの鑑です。
Q:対戦相手ですごいと思った選手はいますか?
神戸の三田啓貴選手です(7月にFC東京に移籍)。こんなうまい選手がいるのだと驚きました。“ザ・レフティー”という選手で、ボールのもらい方、持ち方が独特で同じ左利きとして参考になりました。
Q:ベストゲームは?
良かったことはあまり覚えていません。自分のプレーを振り返るために試合を見て、修正点を見つけたりすることはあるのですが、良かったところは続けようぐらいで印象に残っていないというか、興味がないです。唯一記憶に残っているのはアウェーの浦和戦です。試合前のミーティングで片野坂監督が熱い言葉を語ってくれて、鳥肌が出るほどゾワッとしました。僕は試合前に気持ちを昂らせないようにしているのですが、あのときはモチベーションが上がり、アドレナリンが出まくったという感じでした。
Q、今年はプロ2年目、そして年男です。24歳という年齢について思うことは?
サッカー選手としては若手ではない。中堅として、チームに欠かせない存在とならなければいけないと思います。1年目で学んだことをレベルアップしたいです。
Q:今年の目標は?
ボランチを極めたい。そして、全試合に出たいです。得点は2、3点、いや頑張って5点は取って、アシストは10ぐらいいきたいです。そのためにチームが始動するまでにしっかり体をつくらなければいけない。僕は体を休めるのは苦手なんで、オフも何かしら練習をしていると思います。
今年は1年目で学んだことをレベルアップすると語る長谷川雄志
(柚野真也)