サッカー天皇杯で凱旋 プロを目指す山口卓己が成長を続ける
2019/08/18
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昨秋の全国高校サッカー選手権県予選決勝以来の昭和電工ドーム大分での試合。大分高校から鹿屋体育大学に進学した山口卓己が、天皇杯3回戦大分トリニータとの試合で先発出場した。「思い入れのあるスタジアムだったので、いつも以上に燃えた」と山口。
台風10号の接近により強風の影響でドームの屋根を開いたため、ピッチは大雨でぬかるみ厳しいピッチコンディションとなった。「いつも練習するグラウンドに比べると水はけもよく滑る印象はなかった」と平然とプレーし、中盤の底でボールの供給源として長短のパスを散らす。ボールを保持できる時間は少なかったがカウンターの起点となり鋭いパスでカウンターから好機をつくった。
試合序盤からハードワークを続けた鹿屋体育大は、徹底された大分のパス回しに体力を削られながらも、守備では球際で戦い、体を張り続けた。「(大分は)パス回しがうまく、これまで対戦した大学とはレベルが違った。前からボールを奪いたかったが簡単にいなされた」(山口)とプロの技術の高さを体感できたのは収穫だった。
鹿屋体育大学の一員としてピッチに立った山口卓己(前列、左から3番目)