新チームの青写真 バスケットボール男子④ 大分舞鶴 高さの不利を覆す3点シュート成功率で復権目指す 【大分県】

2024/03/12
  • 新人大会

 最初は到達できない目標という空気があったが、徐々に成功率は上がり、今では児玉光(1年)を筆頭に6割の成功率をコンスタントに記録できるようになった。ドライブからのジャンプシュートを得意としていたブラックウェル真秀(2年)は、「アイツができるなら俺もという空気になり、練習の取り組みが変わった」とチーム内の変化を感じた。苦手だった外角シュートを覚えプレーの幅が広がり、チームの得点源へと成長した。

 

 九州大会は各県3、4位代表で争うBパートの出場となるが、「公式戦でシュートを打てるタイミングをつかめればいい」(ブラックウェル)と練習の成果を試す場と捉えている。春休みは例年以上に県外遠征を組み、激しいボールマンプレッシャーに加え、素早いローテーションで簡単にシュートを打たせない守備を成熟させる。さらに高さの不利を覆す3点シュートの成功率を高める。2018年の全国高校総体出場以来、全国大会から遠ざかっている大分舞鶴だが、確固たる自分たちのスタイルを見つけた。6月の県高校総体で王者奪還に燃えている。

 

ドライブで切れ込むブラックウェル真秀

 

 

(柚野真也)

 

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