県高校新人大会 柔道男子 柳ケ浦が団体、個人4階級で優勝 【大分県】

2023/11/08
  • 新人大会

 決勝リーグでは鶴崎工業、国東を相手に3-0で勝利したが、重量級がそろう東九州龍谷に苦戦した。試合前に吉村は「絶対に引くな」とメンバー全員に声を掛けた。前に出て, 組み際でも担ぎ技をちゅうちょなく仕掛け、接近戦もいとわなかった。リスクと隣り合わせの柔道ではあったが、石にかじりついてでも勝ち切る執念が勝った。先鋒の伊藤が優勢勝ちすると、続く4選手は引き分け、勝利した。吉村は「一人一人が役割を果たした。結果的に引き分けが多かったが、負ける気はしなかった。自分達の柔道を突き詰めていけたらいいと思っている」と淡々と話した。

 

 今月末の九州新人、来年1月中旬には全国高校選抜の県予選と大事な試合が続く。松谷監督は「選手は日本一になる目標を掲げている。攻めの姿勢を前面に出せればいい。小さいメンバーが多いのでどどーんと攻めの柔道を貫きたい。まずは九州の強豪校と対戦できる九州大会で一つでも多く勝ち上がり、経験を積ませたい」と語った。

 

柔よく剛を制す柳ケ浦

 

 

(柚野真也)

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