九州高校野球県予選 成功体験を重ねた大分が16季ぶりV 【大分県】

2024/04/07
  • 高校野球

第154回九州地区高校野球大会県予選

決勝 4月4日 別大興産スタジアム

大分  000 001 100|2

津久見 000 000 001|1

 

 復活ののろしを上げた―。第154回九州地区高校野球大会県予選決勝で、大分が津久見に2-1で勝利し、16季ぶり8回目の頂点に立った。昨年の夏の大会が終わり、大分中で硬式野球部を指導していた岩崎久則監督が高校で指揮するなど、指導陣を刷新。プロ野球経験のある指揮官は、成功体験を積ませることで選手に自信を植え付けた。

 

 岩崎監督の口癖は「野球にはミスはつきもの」。ミスを恐れてはいけない。落ち込む必要もない。大事なのはミスをした後に、いかにカバーできるかを考えること。前向きにプレーしようと呼びかける。決勝の舞台でも、チャレンジすることを楽しんだ。走者を出しても慌てることなく、選手は練習で何度も試したサインプレーを試みる。結果、三つのけん制死を誘い、そのうち二つが得点圏の走者を刺してピンチをしのいだ。先発の木村拓孝(2年)は「相手走者のデータがあったし、隙を突けると思っていた。狙い通り」と胸を張る。9回を投げ抜き、1失点に抑えた。

 

今大会、5試合全てに先発した木村拓孝

 

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