高校野球 大分商業に「扇の要」が復活 春夏の甲子園連続出場に向けて死角なし 【大分県】

2023/07/19
  • 高校野球

 春のセンバツ甲子園では、フットワークの良い強肩捕手として盗塁阻止率の高さを誇った。この冬にスクワットやステップワークで下半身を鍛え、スローイングを素早く行う技術を磨いた。下半身の強化はバッティングにも好影響を与え、体のキレが増し、打球のスピードが上がった。手術前の練習試合ではクリーンアップを任せられるまでになった。

 

 今大会は7番・捕手としてスタートしたが、今後の活躍次第で打線の中軸になることも考えられる。投球の組み立てに関しては、「(投手には)要求せず、気持ちよく投げさせることを考えている」とピッチャー優先を心掛けつつも、調子が上がらないときには「何が悪かったが分かるか?」と対話し、解決に導く。

 

 甲子園の春夏連続出場に向けて快勝スタートを切ったが、「ピッチャーも打線も調子は上がるし、僕個人としてもまだまだこんなものじゃない」と言い切る。野球には「優勝チームに名捕手あり」との格言めいたものがあるが、二宮が「扇の要」としてチームを勝利に導く。

 

一戦必勝で甲子園を目指す

 

 

(柚野真也)

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