県高校総体前特集 バレーボール男子(2)大分南 覚醒したエースが、県総体制覇に導く 【大分県】

2025/05/14
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 県高校総体の組み合わせが決まったバレーボール。男子は31日から3日間の熱戦が繰り広げられ、夏の王者を決める。大分南が頭一つ抜けているが、シード校に変わりはなく、力を付けている。第2回は優勝候補筆頭の大分南。全国高校選抜候補のエースを軸に県総体制覇へと挑む。

 

 覇権を争っている大分南と大分工業。実力は拮抗(きっこう)しているが、春の高校バレー県予選、県高校新人大会と大分南が勝利し、一歩リードしている印象だ。

 その勢いを証明したのが、4月に行われた全九州バレーボール総合選手権大会の県予選(以下、九総予選)。1セットも落とすことなく勝ち上がり、決勝でも大分工業をストレートで下した。普段は辛口の柿原茂徳監督が「まずまず」と満足げな言葉を紡ぐほど、安定した内容だった。

 

 選手たちはそれぞれ見せ場をつくったが、中でも際立ったのがキャプテンでエースの井手平夏和(いでひら・なお、3年)。サーブ、スパイクとあらゆる場面で躍動し、会場を沸かせた。元々高いポテンシャルを持つ井手平は、全国高校選抜候補第3次合宿に選出され、全国の強豪たちと切磋琢磨(せっさたくま)する中で飛躍的に成長。打点が高くなるなど技術、身体能力ともにますます磨きがかかっている。高校選抜の最終結果が分かるのは県高校総体後だが、今後さらなる活躍を見せてくれるのは間違いない。

 

3年生を中心にチーム作りを進める大分南

 

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