全国高校総体 バレーボール男子 会心の勝利で大分南が決勝トーナメント進出 【大分県】

2024/08/02
  • 高校総体

 天理戦は相手のブロック位置を見て、中央、サイドとトスを散らす。「今日は全員調子良かったので(トスを)上げやすかった」と渡辺。第1セット中盤以降は、高さのある相手が対応してくると、温存していた水田のバックアタックを使い、上野樹希(3年)のクイックも効果的に使い、選択肢の幅を広げ25-20で先取する。

 

 第2セットは中盤まで競り合ったが、上野、水田の連続ポイントで19-18と逆転。そこから渡辺を加えた3年生3人が前衛に並ぶと「一気に引き離すぞ」と声をかけ合い、下級生たちも奮起した。リリーフサーバーとして控える河津柚太(同)を含め、「3年生がチームを引っ張った。鬼門の第2セットも油断することなく試合を終わらせることができた」と柿原監督。勝負所でエースの役割を果たした水田は「3年生はこの大会にかけている。いつも以上に飛べた」と、最高到達点340cmの跳躍で相手コートにスパイクを打ち抜いた。

 今大会の目標はベスト16。渡辺は「ここからは負けたら終わりの一発勝負。最初からパワー全開で勝負したい」と意気込みを語った。

 

選手と監督が一体となって勝利をつかんだ

 

 

(柚野真也)

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