全国高校総体出場校紹介 陸上男子走り幅跳び 県高校記録保持者・河野隆之介(大分舞鶴3年)が日本一を狙う 【大分県】

2023/08/02
  • 高校総体

 そこから「より遠くへ飛ぶ」ことを追求することになる。高校では短距離を専門とする上杉監督に出会い、「足が回る」感覚を覚え、飛躍的にスピードが上がった。感覚派と思われがちな河野だが、実は理論派。「幅跳びは助走から加速、踏み切り、空中動作、着地とチェック項目が多く、全てが完璧にそろったときにビッグジャンプが生まれる」と、一つの細かな動作を徹底的に分析するからこそ、何が必要で何が足りないかを理解できる。これまで何度もトライ&エラーを繰り返したからこそ、理想のジャンプを体現でき、好記録につながった自負がある。

 

 全国高校総体では2種目で日本一を狙うが気負いはない。「最後の全国高校総体なので楽しみたい。これまでやってきたことを発揮できれば結果はついてくると思う」と表情は柔らかだ。大学でも陸上を続け、「走って、跳んで、投げる」10種競技に挑戦したいという。まずは走、跳で高校の頂点に立つ。

 

理想のジャンプを思い描く

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ