県高校総体 女子高校生レフェリーが初ホイッスル 【大分県】

2023/06/18
  • 高校総体

 4歳の時にサッカーを始めた堀田は、小学3年まで競技を続けたが、徐々に女子選手が少なくなって競技から離れた。しかし、サッカーへの情熱が冷めることはなく、中学3年の夏に4級の審判員の資格を取得すると、高校ではサッカー部のマネージャーをしながら、レフェリーの道に進もうと決心した。

 

 中倉は小学5年から中学1年まで選手としてプレーした。その後は小学生のクラブを指導するようになり、指導者として審判の勉強も必要だと思い資格取得に取り組んだ。徐々に審判の楽しさを知るとのめり込んだ。「選手がプレーに集中できるように試合をつくり、最後に『ありがとう』と言われるとうれしい」と小学生の公式戦や練習試合などで審判をこなした。

 

 県サッカー協会の岩尾雅広審判委員長は、「やる気のある2人を大事に育て、多くの試合で笛を吹いてもらいたい。今後も女子レフェリーが活躍できる場をつくるためにも先駆者になってほしい」と期待する。2人は年内に2級昇格試験の合格を目指している。

 

2級審判員を目指す堀田姫花(右)、中倉咲姫

 

 

(柚野真也)

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ