県高校総体前特集 バレーボール男子(3) 全身全霊で勝利を目指す別府鶴見丘

2022/05/28
  • 高校総体

 県高校総体で旋風を起こし優勝をつかむためには、選手特に3年生の意識改革も必要不可欠だという。「チームを引っ張ろう、優勝しようという強い気持ちを持たなければ、これ以上の逆転劇は起こらない。特に篠田(圭吾、3年)にはキャプテンの熱量がチームの強さになる。言いたいことを言って、チームをまとめていけと話している」(舞監督)。その熱い思いは選手たちもしっかり伝わっている。

 エースでキャプテンの重責を担う篠田は「これまでは自分でため込んで、結局何もできないことが多かった。もっと自分を前に出してチームをつくっていきたい」、オポジットとして攻撃の要となる江藤沙空(同)は「(九総予選の準決勝で)大分工業と戦って、自分の良いところ、悪いところ、優勝するために必要なものが明確になった」と決意を口にする。3年生として迎える最後の夏。負けられない、負けたくない。そんな思いが着実に芽生えている証だ。

 

 別府鶴見丘の姿勢や思いを表すのに最もふさわしい言葉が、舞監督が常々口にする「明日何もかも失ってもいいくらい、今日打ち込め」。選手たちは「今、この一瞬」に全てをかけ、全身全霊で勝利をつかもうとしている。

 

 復権を狙う別府鶴見丘

 

 

(甲斐理恵)

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ