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大分西高校 シンプルに、しなやかに、さらなる高みへ

2017/07/31
  • 高校総体

 

 夏場の体育館は過酷だ。5kg以上ある防具を身に付け、2mを超えるなぎなたを持つだけで汗が吹き出す。しかし、インターハイの舞台に立つ選手は誰ひとりとして下を向く者はいない。

 

 現在、部員数は8人。毎年、個人や演技競技ではインターハイや九州大会へ出場を決めているが、人員的な問題もあり団体戦の代表権を獲れない年が続いた。昨年の県高校総体も、今年と同じメンバーで挑んだがあと一歩届かなかった。

 

 その悔しさが彼女たちの結束力を高め、今年4年ぶりの頂点に輝いた。周りからのアドバイスを、自分たちなりに咀嚼(そしゃく)できるようになった心の成長がチームを優勝へと導いた。

 

 「まずは自分のできる事をすること。そして、最後まで集中を切らさずにやりぬく事」。小野博美監督の思想は、シンプルだが芯の強さがある。試合における緊張感の大切さを日々伝えている。

 

 どうしても結果だけに目が向く選手たちに、勝ち上がるイメージを持ちながら練習に取り組む姿勢を徹底。また、個性が光るチームでありたいと、選手それぞれに合った戦術を模索する。選手たちの目線に立ち、生まれた信頼関係こそがチームの強さへと変わっている。

 

 なぎなたの世界は「気体剣一致(きたいけんいっち)」。気は声、体は身体、剣はなぎなたを表し、すべてが一つになった時にだけ「有効」が生まれる。どれか一つが足りなくても、あり過ぎてもいけない。暑い夏の日も、寒い冬の日も厳しい練習で鍛え上げた、ブレない精神を武器にインターハイに挑む。

 

 

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